イチ愛

動物救援隊　- 福島原発地域に残された命の活動 -
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スズのイノリ	シロちゃんから 教えてもらったこと	しあわせな 最期を

　
 
日曜日、イチを抱っこすると、僕の首を両前脚でガシッっと掴み、
　
僕のアゴにガツンガツンと頭突きをしつつ、ゴリゴリと頭をこすり付けて
　
来るではありませんか。
　
そんなイチをぎゅーっっっとしたら、イチの思いが頭に入ってきました。
 　 

　
　
可愛がってくれたお婆さんが亡くなって、とても寂しかったこと。
　
お婆さんがいなくなっても、ジィジやゴウたちと家を守っていたこと。
　
知らないおばさんに知らない家に連れていかれて、知らない猫がたくさんいて怖かったこと。
　
ジィジとゴウと仲良く暮らしていたのに、気が付いたら自分一匹になっていたこと。
　　

　
だんだん目が見えなくなって、耳も聞こえなくなって、こわくて泣いていたこと。
　
　　
　　　　　　　たくさんのつらい経験をして、がん家に来てくれたイチ。
　
　　　　　　　　　　そんなイチが愛しくて愛しくて仕方ありません。
　
　
　
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