シロちゃんから教えてもらったこと [シロ]
ご訪問ありがとうございます。はじめての方はこちらからご覧ください。
スズ と 僕 と かーさん の願いです。
今日もシロちゃんにお花をいただきました。
かーさんの大好きな向日葵です。
よかったね、シロちゃん。
シロちゃんが家族になった3ヶ月の間に教えてもらったことをまとめてみました。
参考にして頂ければ幸いです。
1.はじめに
白猫は扁平上皮癌になりやすい
長期間、日光の紫外線を浴び続けることで、細胞が障害され癌化することが
考えられる。とくに白猫や、被毛の一部が白い猫は紫外線による影響を受け
やすいため、日光皮膚炎を起こしやすく、このため皮膚の扁平上皮癌を発症
しやすい傾向にある。
2.治療について
・ 扁平上皮癌の治療では、主に外科的治療が行われる。 扁平上皮癌が
できた部分を中心にその周囲の組織をできるだけ広く切除する。外科的
治療の補助療法として、放射線治療や抗癌剤治療などが行われること
もある。
・ ただし扁平上皮癌には抗癌剤が効かないという話もある。
・ 消炎鎮痛剤のピロキシカムに扁平上皮癌の進行を遅らせる効果があると
報告あり。ただしピロキシカムは内臓に副作用がでやすい。
同じ鎮痛効果のあるオンシオールの方が安全性は高い。
・ 鎮痛効果の順
モルヒネ > ブプレノルフィン > ピロキシカムやオンシオール
・ クスリの形状
モルヒネは注射、パッチがある。
ブプレノルフィンはアンプルで基本的に注射。ただし経口投与することもできる
ピロキシカムは粉薬
オンシオールは錠剤
・ クスリの管理
クスリをあげる時間や分量を間違えず管理するため、100円ショップで購入
3.傷口のケアについて
・ 傷口を脚でかきむしるので、エリザベスカラーは必須
・ 猫の負担を軽くするため、重さの軽いカラーを選ぶ
半透明のカラーの方が軽い
・ 湿潤液が流れてくるので、ガーゼや女性用ナプキンをカラーに貼りつけて
湿潤液を吸収させる。
・ ナプキンは羽なしで、肌触りのよいものを選ぶ
・ 湿潤液が皮膚につくと痒がったり、皮膚がかぶれるので、
ウェットティッシュで拭き取り、常に清潔に保つ
・ 膿がでている場合は、可能なら傷口を洗い流す。
消毒する場合は清浄綿か消毒済ガーゼを使う。 ティッシュは不潔なのでNG。
4.オシッコ対策
・ ペットシーツにオシッコして、そのままシーツの上にいる猫は、
体がオシッコだらけになる。 これを防ぐには、排尿時に尿が
全部下に落ちて体につかないようにすればよい。
(1)水切りユニット
(2)滑り止め
(3)エアリーのクッション
を試した結果、
(1)は高さはちょうどいいが、プラスチックなので硬い
(2)は肌触りは良いが高さが足りず、オシッコが体につく
(3)は高さがありクッション性も良いが、肌触りが悪い
シロちゃんには提供できませんでしたが、僕としては
(2)+(3)が一番いいのではないかと思います。
寝たきり猫の床ずれ予防にも効果あるかもしれません。
ウンチはさすがに汚れるので、2セットくらい作っておいて
汚れる→交換→洗う
を2セットでサイクルさせるとか。
5.ゴハンを食べやすく、水を飲みやすく
お皿を床に置くとカラーが閊えてしまって、ゴハンに口が届きません。
動物病院でよくやっているのがコレ。 水差しの底と底を張り合わせて
高さを出しています。 でもやっぱりカラーが引っ掛かる。
シロちゃんにはコレを作りました。 カラーは全く引っ掛かりません。
軽くて倒れることがあったので、底に重しをつけたほうがベター。
水も飲みやすいように、ワイヤーバスケット+タッパをケージの壁に
引っかけ、口の高さに合うようにして
カラーが邪魔になって飲めない、なんてことのないようにしました。
6.ストレス対策
一日中ケージ暮らしなので、
・話しかける
・ケージから出して撫で撫でや、シャンプーする。
・おなかの上に乗せて一緒に寝る
・抱っこしてあやす
・いろいろな種類のゴハンやスープ、チュールをあげる
などなど
7.もしもの時の備え
痛みが耐えられなくなったり、呼吸苦になったりしたときのことを考え、
モルヒネを扱える病院や、夜間救急病院にコンタクトしておく。
最期のときは、不安にさせないよう一緒にいて声をかけ続ける。
*お空に帰る時*を参考に・・・。
※参考文献:http://www.petwell.jp/disease/cat/
8.扁平上皮癌の猫について書かれたブログ
猫の巣さん → 猫さん(闘病メモ)
シロちゃんお疲れさまでした。
シロちゃんいっぱい愛してもらって幸せだったね。
我が家も今、約20匹のねこちゃん達と共に暮らしています。
今まで何匹も看取ってきましたがやはり最期というのは慣れません。
愛情いっぱいに育ててきた子を失うのはとても悲しいです。
共に頑張っていきましょう。
by にゃんまま (2014-07-10 02:57)
色々と情報ありがとうございます。
読み続けると、胸がイッパイになりました。
でも、とても大切な情報ですよね。
by 銀の翼 (2014-07-10 08:58)
がんさん、かーさん。
シロちゃん闘病記をわかりやすくまとめてくださって
ありがとうございます!
永久保存版にします。
by めろん (2014-07-10 13:05)
シロちゃんから教えてもらったこと・・・
私はシロちゃんから沢山の勇気を貰いました。
お外で頑張って生きてきたシロちゃん。
沢山の子がお外で頑張っていて、手を差し伸べることが出来たなら
・・・シロちゃんを想うときっと大丈夫、何とかなるって思えて。
シロちゃんのおかげで、沢山の子を保護できました。
シロちゃん、本当にありがとうね。
絶対に忘れないよ。
by にゃん (2014-07-10 23:36)
このようなシロちゃんの生きた証は、同じ病気の飼い主さんにとってどんなに支えになることでしょう!
この病気のことを調べても調べても、こんなに情報が溢れている時代なのに本当に知りたいことがどこにもなくて、毎日が不安でした。
私は愛猫の闘病を自分の心の中にしか残せなかったけど、シロちゃん、がんさん、どうもありがとう。
説明される言葉ひとつひとつから、どんなにがんさんがシロちゃんを愛していたか改めて感じられます。
by ヨッシー (2014-07-11 00:06)
シロちゃんお疲れさまでした。つらい思いをして、いっぱい我慢して生きてきたのでしょう。安心できる場所で人のぬくもりを感じた3か月はご褒美なのかもね。
白猫はやはり皮膚が弱いですね。特に外でずっと暮らしてる子は
疥癬になります。ご存知かもしれませんが皮膚病のねこを見かけたら、どうしてもつかまらない場合、写メを撮って獣医の先生に見せるのがいいと思います。疥癬の薬は千円ほど。ご飯に混ぜたら2週間ほどできれいになります。私の保護した白猫も日向ぼっこが好きで光線過敏症です。白猫はほかの毛色に比べアレルギーが多いです。なので太陽から守るために、遮断カーテンにしてたてすをしています。
扁平上皮癌になった猫を私はまだ経験していませんが、もし疑わしい猫を見つけたら、保護と早期診断が必須ですね。今回の記事参考になりました。
by NO NAME (2014-07-11 06:03)
初コメです。
シロちゃんありがと。
胸がいっぱいで、息がつまります(涙)
先代ニャンズの時、しっかりしないといけない私は泣いてばかりでした。
不安な気持ちにさせたまま虹の橋に…
ごめんね。
by ゆぅ (2014-07-11 19:26)
はじめまして!
同じく扁平上皮癌の猫を保護して、お世話しています。
シロちゃんと見た目がよく似ておりまして、片方の耳から陥没してきており、真っ暗になっております。
消毒とのことですが、何を使って消毒されてましたでしょうか?
by お名前(必須) (2022-05-18 23:01)